インパール(”Imphal”、ヒンディ語:इंफाल)は、インド北東部のマニプル州の州都であり、かつてのマニプル王国の首都でもある。人口22万人(2003年)。
インパール渓谷は周囲を取り囲む丘から出た小さな川多数によって潤されている。主な川はインパール川、イリル川(Iril)、セクマイ川(Sekmai)、トウバル川(Thoubal)、クガ川(Khuga)などである。街のバザールの中には、「Ima Keithel」という女性だけが商品の販売をしている一角があることで有名。
街の中心には堀で囲まれた「カングラ宮(Kangla)」の跡がある。イギリス人が「マニプルの要塞」と呼んだ宮殿はかつてのマニプル王国のもので、インパール川西岸の乾いた土地に城砦を建てた。これがカングラであり、マニプリ語(メイテイ語)で「乾いた地」を意味する。マニプル王国はビルマとの国境にありしばしば侵入を受け、ベンガルを支配していたイギリス植民地勢力の助けを求めたことがあった。イギリス軍はビルマ軍を破り国境のアッサム州 アッサム地方をも支配した。
インパールの詳細