ヴェールール(வேலூர்;Vellore)は、インド南部のタミル・ナードゥ州にある都市。ヴェールール県の県庁所在地であり、同県ヴェールール郡の中心都市である。古くから周辺地域での権力闘争の激戦地であり、ヴェールール城塞を擁している。
ヴェールールはパーラール川沿いにある。
ヴェールールは、16世紀ヴィジャヤナガル朝の時代に、チンナ・ポンミ・ナーヤッカルによって都市としての基礎が築かれた。
17世紀の中頃には、ピジャーップールのスルタンがこの町を治めていたが、その後マラータ人などの支配を受け、後にはアールカードゥのナヴァーブの管轄となった。
1760年、この町はイギリス東インド会社の支配下に入った。イギリスがティップ・スルタンを破った後、彼の息子たちはこの町に幽閉された。1806年、イギリスに抵抗してセポイたちがこの町で蜂起した。
ヴェールールの詳細