大連(だいれん、たいれん。簡体字 簡:大连、ピンイン:Dàlián)は中華人民共和国遼寧省の南部に位置する地級市(地区クラスの市)。経済的重要性から省クラスの自主権をもつ副省級市にも指定されている。総面積12,574平方キロ、旧市街地面積2,415平方キロ。人口は約590万人。
遼東半島先端部に位置し、西は渤海湾、東は黄海である。海を隔てて山東半島を臨む。
魏晋の時代には三山と呼ばれ、唐代には三山浦、明清時代には三山海口、青泥洼口と称した。1880年代に清朝が大連湾北岸に砲台を築き、ようやく都市が形成され始めた。日清戦争後、三国干渉の代償として、清から旅順と大連などの関東州を1898年に租借したロシアが、同地にハルピンから延伸した東清鉄道の終着駅を設け「ダーリニー」(Дальний; 「遠い」)と名づけ、旅順にある艦隊と要塞の物資をまとめる拠点とした。日露戦争後、ポーツマス条約により日本に租借権が譲渡された。日本は古地図に見られる中国語の地名「大連湾」からとった「大連」を都市名として採用した。これはロシア名のダーリニーと発音が似ていることにもよる。日本の植民地時代の大連に関しては清岡卓行の、『アカシヤの大連』をはじめとする一連の大連ものの小説において描かれていることで有名。
大連の詳細

大連の街から
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