『深セン市』より : 広東省の省都・広州の南西に位置し、珠江デルタ地域に含まれる。九龍半島の西側付根部分に位置し、塩田港など巨大なコンテナ港湾を有する。北は広東省東莞市と恵州市、南は特別行政区・香港と接する。
かつては広東省宝安県の一小鎮(町)に過ぎなかったが、香港と接する地理的重要性から1979年省直轄市に昇格し、トウ小平 鄧小平の指示により1980年経済特区に指定された。1981年副省級市に昇格し、1988年省級経済管理を認められている。
経済特区に指定されて以来、莫大な外国投資を誘致し、製造業が発達しているが、近年は情報通信産業やサービス業も急速に発展している。2003年の一人当たり国民所得は136,071人民元(約16,430米ドル)で中国最高の所得である。すでに輸出額では香港を抜き、上海に迫る。1990年には深セン証券取引所 深圳証券取引所が設置され、上海証券取引所とともに外国人が投資できる株式(B株)を扱う。香港に比べると物価が安いため、香港住民は隣接の羅湖区へショッピングに訪れることが多い。ただ犯罪率が高いことでも知られる。
深センの詳細