青島(チンタオ、Qingdao)は中国山東省の副省級市(省に準じるクラスの市)。山東半島南部に位置する産業都市であり、軍港である。面積19,654平方キロ(うち市区面積1,102平方キロ)、人口710万人(うち市区人口237.5万人)。
歴史的に山東半島の港は北部に集中し、青島は膠澳と呼ばれる辺鄙な漁村に過ぎなかった。清 清朝末期の1891年に国防上の観点からこの地に軍事施設が建設され、町の発展が始まった。日清戦争後、三国干渉で中国に恩を売ったドイツは1897年膠州湾一帯を租借し、軍港を建設した。ドイツはこの地を極東における本拠地とし、山東半島一帯を勢力下に置いた。青島に今なお残る西洋風の町並みや青島ビールなどドイツがこの町に与えた影響は大きい。
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